ナルコレプシーを疑ったが、実は原因のある過眠症だった28歳男性

仕事を始めた18歳の頃から眠気があり、特に車の運転中に眠気が強く、帰宅途中にセンターラインを超えてしまうこともありました。その時は、ただ疲れているだけだと思っていましたが、運転するのが怖かったです。…

最近は一日中眠気があり、立ち仕事中に居眠りをしてしまいそうになり困っていました。8時間以上睡眠をとっているのに、夜中何度も目が覚め、熟眠感がありませんでした。イビキや口呼吸があったので、耳鼻科に相談したところ、鼻炎と言われ、治療を受けました。それでも症状が改善されないので、睡眠時無呼吸症候群かと思い、精密睡眠検査を受けましたが、軽症と言われ、特に治療は受けませんでした。尿漏れがあるので、泌尿器科でアナフラニールを内服し始めてから、さらに眠気がひどくなりました。10時間寝ても昼間の眠気がありました。これはどうもおかしいと思い、インターネットで色々調べて、明神館クリニック大田先生を受診しました。

 

 

明神館で、基本的な問診、眠気についての詳しい問診を受けました。先生から、『日中眠たいのは、あなたの夜の睡眠の質が悪いからです。睡眠の質をよくするために、少量の粉薬を処方してみます。おそらく睡眠がよくなり、日中の眠気は減ると思います。尿漏れにも効果があると思います。さらに、ナルコレプシーを合併しているかもしれません。こちらは、専門の検査をしてみます。例えナルコレプシーがあっても、夜の睡眠の質が改善すると、日中の眠気も軽減するはずです。』と言われました。

 

検査結果は、ナルコレプシー陽性とのことで、一応、頓服的にナルコレプシーの薬の処方を受けました。ところが、最初に処方を受けた粉薬だけで、眠気は段々と治まり、あれだけ困っていた運転中の眠気もかなり治まったので、ナルコレプシーの薬は飲んでいません。薬のおかげで、尿漏れもなくなり、尿漏れは泌尿器科の病気ではなかったのだと実感しました。その後も、日中の眠気は軽くなり、徐々に車の運転時間を延ばしていこうと思っています。