自らナルコレプシーを疑い受診した 当時21歳女性

2年前からパソコン業務中、突然意識を失い、おでこを打撲する発作を来すようになった。脳波検査の結果「てんかん」と診断され、VPA(デパケン)を内服していた。

 本人が自分の病状をインターネットで調べ、ナルコレプシーを疑い、明神館クリニックを受診した。…

問診票より、ナルコレプシーが強く疑われたために睡眠ポリグラフ検査(PSG)に続いて、翌日、睡眠潜時反復検査(MSLT)を行った。

 PSGでは入眠時レム睡眠期(SOREMP)を認め、MSLTでも5回中3回の入眠時レム睡眠期(SOREMP)を認め、平均睡眠潜時は2分であった。

 

いずれもナルコレプシーの典型的な所見であった。モダフィニル(モディオダール)200mg/日により発作は激減した。